Anti-CTLA4 scFv producing B. longum

近年、抗CTLA4抗体、抗PD-1抗体などのイムノチェックポイント阻害剤として抗体医薬が承認され、新しいがん免疫治療薬として期待されています。これら抗体薬は、従来の治療法に勝る有効性を示したいます。しかし、全身投与に伴い重篤な自己免疫関連有害事象の起こることが大きな問題となっています。また、有効率の向上を目指し、これら抗体薬2剤の併用治療も検討されています。

私たちは、自社の基盤技術であるi-DPS技術を用いて、より効果的で安全な免疫チェックポイント阻害薬を開発しています。抗CTLA4単鎖抗体を分泌する組換ビフィズス菌は、固形がんに選択的にデリバリーさせ、腫瘍低酸素部位に定着・増殖、抗CTLA4単鎖抗体を低酸素腫瘍局所で持続的に分泌することで、免疫システムを活性化させ抗腫瘍効果を発揮します。一方、抗CTLA4単鎖抗体は腫瘍局所でのみ産生され作用することから、非特異的に正常な組織が攻撃されることがなく、副作用を低減することが可能です。当薬剤の開発は、がん免疫療法におけるイムノチェックポイント阻害剤に対する極めて新規性の高いアプローチです。すなわち、単剤のみならず他のイムノチェックポイント阻害剤との併用における副作用を最小限に抑え、効果を向上させることが期待できます。また、抗体医薬のような高額な設備が不要で、比較的安価に製造できます。